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2019年10月 7日 (月)

会社にお金を残す経営の話/椢原浩一

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「経営者にとって最も大事なことは、売上でも利益でもない。お金だ。今、会社にいくらお金があり、それが来月の今、2カ月後の今、どうなっているかを予測することだ。そのうえで、お金がどうすれば増えるのか考えてみればいい」


本書は、本当にあった黒字化再建の実話をドラマ化したもの。

スタート時には形だけの利益。

しかも、主人公の遼は元料理人。

経営は全くの素人。

しかし、コンサルタントの指導を受けながら、4年後には余剰金が1億、

9年後には2億超にする。

どのようにして、最悪の状態からこのような状況にまでなったのか。

それは、

「限界利益だけをみる」

「売上を伸ばしても利益は増えない」

「節税をしても会社にはお金が残らない。納税をすればお金が残る」

という、たったこの三つの考え方を、主人公の遼は信じて会社の経営を行ったから。

例えば、限界利益についていえば、

会社の利益は、限界利益と固定費との関係で決まる。

売上を伸ばそうと考えるのではなく、限界利益を増やそうとすることだけに注力すれば必ず利益は増える。

余計なことは考えないことだ。

利益はお金の残高とは一致しないが、利益が増えれば手許に残るお金は増える。

この限界利益を増やすには、変動費単価、数量、受注単価のそれぞれの数値について、何度も試算してそれぞれの目標値をはじき出すこと。

同時に、実際の取り組み策も考えながら、さらにその取り組み策が実行可能かどうかも検討すること。

そうして、決定された取り組み策を社員と共有し行動に移す。

それによってお金が会社に残るようになる。

確かに、経営者にとって最も大事なことは、売上でも利益でもなくお金だ。

黒字でも倒産する会社があるのだから。

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