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2019年11月17日 (日)

生きるチカラ/植島啓司

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 そういう意味では、すべてわれわれは「計画された偶然」を生きるわけである。できるだけ必然と思われることを最小限にとどめなければならない。それが楽しく生きるための最大の秘訣であって、人は偶然に身をまかせることによって初めて自由になれるのだ。

「計画された偶然」とは、一九九九年にスタンフォード大学のクランボルツ教授らが提唱した考え方。

成功した人々のキャリアを分析したところ、彼らのうちの8割は「いまある自分のキャリアは予期せぬ偶然に因るものだ」と答えたという。

つまり、合理的な要素をいくら積み上げていっても、望むべき結果が得られるとは限らない。

逆に、予期せぬ偶然によって思わぬ成功が得られることがあったという意外な回答。

それなら、むしろ、それを積極的に自分のキャリアに引き入れるように行動するべきではないかというのである。

それとよく似た概念に「セレンディピティ」という言葉がある。セレンディピティとは、偶然思わぬ発見をする能力を指している。

いずれにしても、クランボルツらの意見は、つねに選択の幅を広げておいて、予期せぬ偶然の出来事が起こったら、それを活用して新しい可能性に賭けよということになる。

あくまでも「偶然は味方」と理解すべきだというのである。

あまりに選択の余地がありすぎると人は幸せになれない。

自分にふりかかることのすべてをおもしろがれるかどうかが、人生という旅を楽しめるかどうかの分岐点だということではないだろうか。

 

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