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2019年11月 5日 (火)

妻語を学ぶ/黒川伊保子

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 女の不機嫌には、それこそ星の数ほどの理由があるが、その示し方の種類は、実はそうたくさんあるわけじゃない。網羅してみたら、日常で使われる「不機嫌」表現は、18種類しかなかった。しかも、そのほとんどは「ことばひとつ」で解決できる。暗記できるくらい簡単なことなのである。

本書では妻が不機嫌になる表現18種類が記されているのだが、どれもこれもハッとさせられるものばかり。

ただ、それを実行するのは男の立場で言えば、ほとんど不可能に近いというのが実感である。

女性は、何かをしてもらうとき、相手が「察して」動いてくれることを無意識のうちに切望する。

全部言わなくてもわかってくれる、あるいは、言ったこと以上のことをしてくれる。

それが、女性にとっての「相手を大切に思ったときの自然な行為」である。

男性からしたら、「言ってくれればいいのに」なのだろうが、そこを言わずにやってもらうのが女性脳にとっての「愛」であり、暗黙の意思表示は「愛の抜き打ち試験」ということなのだが、私などは概ね落第だろう。

そもそも「身の回りの物事への無意識の観察力」については、男女脳ではゆうに3倍は違うという。

観察力の低い男性は、女性がやっていることをすべて把握できないので、当然感謝のことばもなく、見過ごす。

女性脳は、察する天才である。

右左脳の連携が男性脳に比べて圧倒的なまでにいい。

右脳は感じる領域、左脳は顕在意識と直結してことばを紡ぐ領域。

この連携がいいということは、感じたことが、顕在意識に上がりやすいということ。

つまり、察しがいいのだ。

また、感覚が言語の領域に直結しているので、ことばが次から次へと口をついて出るということでもある。

さらに、自分の感覚をつねに意識するので、自意識も強く働く。

男から見た女の不可解さの多くは、この連携頻度の高さが生み出している。 

さらに、右脳と左脳の連携頻度が高く、周囲の状況をしっかり把握している女性脳は、世の中の森羅万象がつねに自分に関わるような気がしている。

男と女の違いは、多くはこの男性脳と女性脳との違いによってもたらされる。

大事なことはこの違いをはっきりと認識することではないだろうか。

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