不変のマーケティング/神田昌
お客から選ばれるためにはお客を選ばなくてはいけない。あくまでも高収益の会社に持っていくには、傲慢なことを持っていなくてはいけないのだ。
高収益の会社にするために、これは非常に重要なことだ。
普通会社はお客から選ばれる商品やサービスを提供しようとする。
これは決して間違いではない。
ただし、他のライバル社も同じことを考えている。
結果、似たような商品やサービスを提供する会社が乱立することによって、競争は激化する。
そうするとどうしても価格競争になってしまう。
いわゆるレッドオーシャン。
価格競争になると体力の強い会社が圧倒的に有利。
中小企業に勝ち目はない。
この無間地獄に巻き込まれている会社は多いのではないだろうか。
大事なことはお客を選ぶという発想。
逆に言えば、こんなお客には来てもらいたくないということを明確にする。
つまり、特定の人だけが欲しがる商品やサービスを提供すること。
これは特定の人以外は買ってもらいたくないというメッセージでもある。
これがあって初めて高収益になる。
特に規模で劣る中小企業には大事なことではないだろうか。
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