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2019年12月22日 (日)

発達障害の子どもを理解する/小西行郎

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 発達障害が社会的に広く認知される以前の日本では、集団活動ができない子ども、パニックを起こす子ども、多動の子どもは、「あまのじゃく」「つむじ曲がり」「かんしゃくもち」「おっちょこちょい」「粗忽者」と呼ばれ、人とちょっと違う一風変わった感じも、その子らしさの一つとして暗黙のうちに受け入れられていました。少なくとも、今日のように子どもの様子や性格を簡単に障害や疾患と結びつけない、慎重さや寛容さがありました。

近年、発達障害と診断される人が増えているという。

そして、私の長男も発達障害である。

医学的には、発達障害とは、「発育期の脳に何らかの要因が加わり脳の発達が阻害された結果運動、行動、発達の遅れ、言葉の遅れ、その他様々な神経学的症状が生じ、発達に障害をきたした状態」と定義されている。


発達障害が脳障害によって起こるということが分かっている。

コミュニケーションの取り方に障害があることがわかっていても、それがいつ、どのようにして起こるのかほとんど明らかにされていない。

そのため、なぜ子どもたちがそのような行動をとるのか「行動の理由」が理解できず、周囲は困惑することになる。

発達障害の息子を見て思うのは、「君が見ているものを私にも教えてほしい」ということ。

世の中をどのように見て・聞いて・感じているのか?

それを知りたい。

それが発達障害の理解に近づく第一歩なのではないだろうか。

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