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2019年12月16日 (月)

「仕事ができるやつ」になる最短の道/安達裕哉

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 仕事のスタイルはさまざまなので、ここでその是非を問うことはしない。しかし、私が出会った、いわゆる「仕事のできる人たち」は、概ね「アウトプット」派であったように感じる。

仕事のできる人になる秘訣は「まずはアウトプットを中心に据えること」を意識することであろう。

小さな変化は「任された仕事をきちんとこなす」ことから始まる。

著者は駆け出しだったころ、上司から次の8つのことを教わったという。

1つ目は、「納期を確認する」こと。

納期を守れない人は社会人として失格だとみなされる。

納期の遵守は信用を獲得し、納期の遵守は人の能力を高め、納期の遵守はお金を生み出す。

2つ目は、「成果を仕事の依頼者と合意する」こと。

仕事をまかせる側が、成果を明確にしてから依頼をするケースは実は少ない。

まかせる側は、成果があいまいで、考えるのに手間がかかるから、信頼できる相手にそれをまかせる。

したがって、相手と会話し、本音を引き出し、成果を合意せよ。

合意できれば、仕事は半分終わっているも同然だ。

3つ目は、「仕事を分割する」こと。

依頼された仕事は、大きな岩の固まりのようなものだ。

そのままでは扱うことができないし、誰かの手を借りることもできない。

誰かの手を借りたいなら、ノウハウを人から教えてほしいなら、スケジュールをつくるなら、分割すること。そうして初めて、取り扱うことができる。

4つ目は、「難しい仕事から取りかかる」こと。

一般的に難しいといわれる仕事、とくに、どうしたら良いかよくわからない仕事は、思っているよりもはるかに時間がかかる。

おそらく見積もりの2倍から3倍はかかる。

あとになって納期が迫っているときにそれがわかっても手遅れだ。

5つ目は、「行き詰まったら、即、相談する」こと。

仕事をまかせる側もすべてを見通しているわけではない。

なかには絶対に無理な要求も存在する。

そして、それは仕事に取りかかってみないとわからない。

無理とわかってやり続けるのはお互いにとってマイナスだ。

その際は、必ず仕事の依頼者に即、相談せよ。

相談が遅れれば遅れるほど、自分の信用に関わる話となる。

6つ目は、「説明責任を果たす」こと。

仕事をまかせた側は常に不安だ。

そして、その不安を解消する責任は、仕事を引き受けた側にある。

少なくとも1週間に1回は報告せよ。

また、丁寧な説明を心がけよ。

冗長にならず、省略しすぎず、適切な情報開示を心がけよ。

資料のわかりやすさ、話のわかりやすさはそのまま自分の信用につながる。

7つ目は、「自分でゼロから考えず、前例を探す」こと。

ゼロから考えることは、「車輪の再発明」と同じで、100パーセント無駄だ。

すでに誰かが発見していることを、もう一度自分でやり直す必要はない。

会社の仕事は同じようなことが繰り返されている。

まずは前例を探せ。

なにもなければ友だちや、社外の人に聞け。

それでもなければ、本をそろえて、そのなかから探せ。

必ず目的の物はある。

8つ目は、「人への依頼は早めにし、1つ目~7つ目のことを守らせる」こと。

仕事は自分だけで完結することはほとんどない。

他者の協力が必要な仕事はできるだけ早めに依頼せよ。

その際に、気をつけることは、1つ目~7つ目を相手に守らせることだ。

以上8つである。

これらのこと、新人の頃、しっかり教わっていれば、その後の確実な成長につながるのではないだろうか。

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