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2019年12月19日 (木)

プラットフォーム革命/アレックス・モザド、ニコラス・L・ジョンソン

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 世界がよりコネクトされると、企業が何を所有しているかよりも、何を結びつけられるかのほうが重要になる。現在最も価値が高い企業は、大規模なネットワークを構築して調整できる企業であって、社内に大量の資源をためこみ、それを動かす企業ではない。

現在、世界で最も成功した企業の一部は、プラットフォーム・ビジネスモデルを中核に据えている。

プラットフォームは私たちの経済で支配的な地位を築きつつある。

プラットフォーム・ビジネスは今後数十年にわたり、拡大を続けるに違いない。

プラットフォームは私たちの働き方、ビジネスのやり方、そして他人とのつながり方に革命を起こして、産業と社会をがらりと変えるだろう。

プラットフォームとは何か。

それは複数のユーザーグループや、消費者とプロデューサーの間での価値交換を円滑化するビジネスモデルだ。

この交換を実現させるために、プラットフォームは、ユーザーとリソースからなり、好きなときにアクセスできるスケール化可能な大型ネットワークを作る。

また、プラットフォームは、ユーザーが交流し、取引ができるコミュニティーと市場を作る。

すなわち相互に依存する複数のグループを結びつけ、すべてのグループが恩恵を得られるようにするビジネスだ。

プラットフォーム・ビジネスによって、価値が作られる場所に重大なシフトが起きている。

もはや価値を生み出すのは企業だけではない。消費者が価値を作り、それをシェアするようになった。

ウィキペディアはその典型だ。

ウィキペディアの登場により、ブリタニカ百科事典は初刊行から244年目となる2012年に、印刷版の販売を終了した。

組織化されていない個人が自発的に参加する分散型ネットワークが、これまで垂直統合された会社の中で生み出されてきた多くの生産活動を乗っ取ったのだ。

ウィキペディアが示すように、緩やかに組織された個人のコミュニティーは、あらゆる企業に取って代わる可能性がある。

医療、金融の業界は、みなプラットフォーム企業の影響によって、すでに変わりつつある。

しかしどの業界にも、もっと大きなプラットフォームが、もっとたくさん登場するのではないだろうか。

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