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2020年1月28日 (火)

人生を変える80対20の法則/リチャード・コッチ

8020

 80対20の法則は人間を自由にしてくれる。真実とはそういうものだ。楽をしながら、もっと稼いで、もっと楽しめるようになる。そのためには何をすればいいのか。別に特別なことは必要ない。80対20という現実を真剣に考えるだけでいい。そうすれば貴重なヒントが得られる。それを行動に移せば人生は変わる。 

80対20の法則とは何か。

80対20の法則とは、原因、投入、努力のわずかな部分が結果、産出、報酬のかなりの部分をもたらす、

つまりアウトプットのほとんどはインプットのごく一部から生まれる、というものだ。

80対20の法則の基本原理が発見されたのは、100年以上前の1897年。

発見したのはイタリアの経済学者ヴィルフレード・パレートだ。

「パレートの法則」とも呼ばれるが、本書では「80対20の法則」と呼んでいる。

80対20の法則は、何の母集団をとっても、圧倒的に重要なものと、そうでないものが存在することを教えてくれる。

だいたい結果の80%は原因の20%から生まれると考えられる。

ときにはもっと少ない要因がもっと大きな成果を生むこともある。 

圧倒的な成果を出している人や組織は、その数少ない重要なことを徹底的に利用して、有利な状況をつくりだしている。 

80対20の法則とは、原因、投入、努力のごく一部が、結果、産出、報酬のかなりの部分をもたらすという法則である。

ビジネスの世界で、この80対20の法則があてはまる例は枚挙にいとまがない。

通常、売り上げの80%をもたらすのは、20%の製品、20%の顧客である。

利益の80%をもたらすのも、やはり20%の製品、20%の顧客である。

社会をみると、犯罪の80%は20%の犯罪者によるものであり、交通事故の80%は20%のドライバーが起こしている。

離婚件数の80%を20%の人たちが占める。

教育上の資格の80%を取得するのは20%の子どもたちだ。 

ここで大切なのは、「代替」という発想だ。

目的の達成にあまり役立たない資源は、投入しないか投入を控える。

逆に、目的の達成に効果的な資源は、できるだけたくさん投入する。

どの資源も、それがもっとも価値がある場所で使うのが理想的だ。

本を読むときもこの法則が当てはまる。

本の価値の80%は、ページ数にして20%以下の中に見つけることができる。

だから、通読する時間の20%で、本の価値の80%を吸収できる。

時間には限りがある。

そして資源にも限りがある。

だからこそ、「80対20の法則」を有効に使うべきだろう。

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