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2020年1月20日 (月)

はじめての哲学的思考/苫野一徳

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 哲学とは何かという問いにひと言で答えるなら、それはさまざまな物事の〝本質〟をとらえる営みだということができる。

哲学者と呼ばれる人たちは、さまざまなことがらの「そもそも」を、どこまでも考えずにはいられない人間だ。

だからまともに相手をしたら、はっきりいって面倒くさくて仕方ない。

人はどうすれば幸せになれるのか?

どうすれば平和な社会を築けるのか?

どうすれば人と人は分かり合えるのか?

恋とは何か?

愛とは何か?

宗教とは何か?

言葉とは何か?

生きる意味とは何か?

こうしたさまざまな問題に、哲学はこれまでにちゃんと〝答え〟を見出してきた。

もちろん、それは絶対の正解というわけじゃない。

でも、「なるほど、それはたしかに本質的だ!」とうなってしまうような考え方を、哲学者たちは長い思考のリレーを通して築いてきたのだ。

哲学、それは、さまざまな物事の〝本質〟を明らかにするものだ。

恋の本質、人間の本質、言葉の本質、教育の本質、よい社会の本質……。

〝哲学的思考〟とは、こうした物事の〝本質〟を明らかにする思考の方法なのだ。

今のような変化が激しく価値観が多様化している時代であるからこそ、哲学が必要なのかもしれない。

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