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2020年1月15日 (水)

苦しまなくて、いいんだよ。/プラユキ・ナラテボー

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 最も大切なのは「今ここ」です。たとえ悩み苦しみにより、暗い深淵に落ち込み、萎れていようとも、今ここから気づきを持って生きれば、明るい光に照らされ、みずみずしい生命力がよみがえってきます。悩み苦しみから解放され、深いやすらぎに包まれ、イキイキと、滋味豊かな人生を送ることができます。

本書は「苦しみ」への向き合い方をブッダの教えを通して説いている。

苦しみの解決に至るための最初のポイントを、ブッダは「苦諦」、すなわち苦の認知であるとした。

これは「苦しみとしっかり向き合う」ということ。

ブッダは「苦しみ」はただ見きわめ、知り尽くす対象であり、苦しむ義務はないとしている。

すなわち、苦しみに苛まれたり、翻弄されたり、ハマり込んだりすることは正しいことではない。

また、そのような必要もまったくないと言っている。

更に、生じてきた苦しみという現象それ自体に対しては、認知するだけでよく、具体的な働きかけはしなくてもよいとしている。

なぜなら、苦という現象は何らかの「原因」によって生じた「結果」であり、単なる「症状」にすぎないから。

大切なのは「今この瞬間」という意識を持つこと。

今この瞬間、目に入ってきている色彩や形、聞こえてくる音、香り、皮膚に感じる感覚など、十分に味わってみる。

たとえ誰に会おうと、どんな出来事に遭遇しようとも、どんな感覚に触れようと、どんな思いが生じてこようとも。

今ここ、今ここ、気づきを持って、心込めて触れ合っていく。

そしてそのために瞑想を勧めている。

少し瞑想への興味がわいてきた。

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