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2020年2月 8日 (土)

日本人がつくる世界史/日下公人、宮脇淳子

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 世界に対して大きな影響力を持つようになった日本が世界史を書くべき時期は近づいているといえます。千年以上続いた宗教戦争の果てにウェストファリア体制ができたにもかかわらず、その後に世界大戦が起きてしまい、いま世界はどのようになっているのか──。その経緯と理由を公平に説明できるのは日本だけです。

本書は日下公人氏と宮脇淳子氏のお二人の対談を中心に書かれている。

歴史というものは、先に書いた人間が自由につくれるところがある。

そして、その枠組みにはめられたままになっている部分が多い。

ある種のマインドコントロールを解かなければいけない、と彼らはいう。

多くの場合、歴史は勝者が作る。

だから、私たちが学んでいるのは欧米の史観である。

大航海時代に入ってから三百年間、欧米の列強は軍国主義を通してきた。

日本がそうなったのは最後の五十年ほどだけだった。

しかし、軍国主義の時代に欧米の列強が世界各地でどれだけひどいことをしてきたかについては、世界史の中ではほとんど書かれていない。

白人がどれだけ悪いことをしてきたかについては西洋史の中ではあまり出てこないというのである。

そう考えると、日本人の目から見た世界史が書かれてもよいのではないだろうか。

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