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2020年2月14日 (金)

ダンス・ダンス・ダンス/村上春樹

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 僕はたまらなく孤独だった。僕は何かにつかまりたいと思った。しかしまわりを見回しても、つかまるべきものは何もなかった。つるりとして捉えどころのない氷の迷宮の中に僕はいた。闇は白く、音はうつろに響いた。僕は泣きたかった。でも泣くことさえできなかった。

村上春樹の文章を読んだのは、実はレイモンド・チャンドラーの訳だった。

チャンドラーといえば、ハードボイルドでスタイリッシュな文章という印象がある。

村上春樹の文章も共通する点がある。

というより、チャンドラーのスタイルを真似ている部分がかなりあるのではないだろうか。

村上春樹のスタイリッシュな文章は、慣れると読んでいてとても心地良い。

文章に味わいがある。

本作では「僕」にかかわりのある人物が何人も死ぬ。

そして登場人物はみんな孤独をまとっている。

人間の孤独と死について考えさせられる小説だ。

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