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2020年3月 1日 (日)

スタートアップ!/リードホフマン、ベンカスノーカ

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 人はみな起業家である。洞窟生活をしていた時代には、自分で食べ物を見つけて飢えをしのいでいたのだから、言うなら全員が自営業だったわけだ。人類の歴史はそこから始まった。文明が発展するにつれて、このような暮らしは失われていった。わたしたちは「労働者」になった。この呼称をあてがわれたからだ。そして、自分たちが起業家であることを忘れてしまった
――小口金融のパイオニア、ノーベル賞受賞者 ムハマド・ユヌス

本書のメッセージは「人はみな起業家である」ということ。

今は、あらゆる企業、あらゆる産業、あらゆる都市が危機に脅かされている。

そして、すべての個人、すべての仕事人生も、危機に脅かされている。 

仕事をしていくうえで危機に対処するには、自分の内にある起業家としての本能を再発見することだ。

新しい種類の仕事人生を切り開かなくてはいけない。

どんな種類の仕事をしていようが、いまでは起業家としての自覚を持つ必要がある。

起業家は、視界不良、変化、制約と真正面から向き合う。

自分の持つ資産や大志、市場環境を見極めて、競争するうえでの強みを築く。

融通性があって反復の利くプランを立てる。

私たちはみんな、いわば未完成品なのだ。

くる日もくる日も、もっと学び、行動し、人間としての幅を広げ、成長するための機会を探していく。

自分の仕事人生を「永遠のベータ版」と位置づけておことだ。

そうすれば、自分には欠点があり、自力でさらなる向上を目指す余地があり、順応や進化が求められている、と意識せざるをえない。

本書の大切なメッセージのひとつは、まわりの人々も、世の中も変化しているから、状況に応じて手法や作戦を進化させなくてはいけないということだ。

だから、人脈づくりをし、技能の向上に取りかかり、賢くリスクをとることだ。

そして、何より、ほかの人と違う自分ならではのキャリアプランを立てることだ。

その意味でも「永遠のベータ版」という意識を持ち続けることは大切だと思う。

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