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2020年2月24日 (月)

パーソナル・インパクト/マーティン・ニューマン

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「最初の2秒」という時間の制約について、興味深い話を日本のある技術者の方から聞きました。デパートや新幹線の車両にある電光掲示板は、日本語では7~8文字、アルファベットならその倍の量が「2秒」で処理されるように設計されているそうです。なぜなら、それが人間の平均的な視覚探索能力であるからだというのです。

著者は東京オリンピック招致活動でプレゼンテーション指導を務めた超一流プレゼンテーショントレーナー。

プレゼンでまず大事なのが第一印象だ。

ビジネス関係でプレゼンテーションをする場合などは、聴衆はスピーカーが目の前に登場した時点、つまり話を始める前の段階で、どういう人かをある程度、判断しているという。

プレゼンテーションは、一対一や少人数でお互いの意思の疎通を図れる通常のコミュニケーションと違い、スピーカーからの一方的なコミュニケーション。

いわば不自然なコミュニケーションゆえ、聴衆はスピーカーをぱっと見た目で判断せざるを得ない。

マルコム・グラッドウェルの『「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』という本に、「まばたきひとつするタイミングで、人の印象は決まっている」と書かれている。

人は文字情報を2秒で認識するが、1962年のバーツ博士の研究では、顔の表情などのビジュアル情報は、20万分の1秒で認識されると報告されている。

私たちはまばたきより速く、視覚から得た情報で、印象=雰囲気を判断しているということになる。

だから、相手の目の前に立ったとき、最初の出会いでどんな印象を与えているか、を意識することが、最優先事項だ。

要は、人は見た目で相手を判断する、ということであろう。

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