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2020年2月28日 (金)

詐欺の帝王/溝口敦

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「ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが唱えたプロスペクト理論というのがある。これは、人は損を諦めて、損キリすれば、新たな損をかぶらずに済むのに、損を回復してプラマイゼロにしたい欲求が強いという理論と考えればいい。

一般的に詐欺は、人の欲望を足がかりに、ターゲットとなる人物に虚偽の事柄を信じさせ、ターゲットの財物やサービスなど、犯人にとって価値あるものを詐取する行為といえる。

詐欺の原則は「かぶせ」だという。

名簿屋からさまざまなリストを購入し、騙されるような人間に片っ端から電話を掛けるのではなく、一度何かの詐欺に引っかかった人間を何度も狙う。

騙される人は何度でも騙される。

またカネがある。

300万円振り込むということは、3000万円は貯金があると詐欺師たちはみる。

そして、この残りを根こそぎ搾り取った方が効率的だと彼らは考える。

問題は詐欺という行為が商売になることだ。

騙される人がいる限り、これらの特殊詐欺グループを社会の中から根絶することはできないのではないだろうか。

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