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2020年2月26日 (水)

7つの習慣/スティーブン・R・コヴィー

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 突き詰めれば、あるがままの自分、人格が、どんな言動よりもはるかに雄弁なのである。誰にでも、人格をよく知っているからという理由で100%信頼している人がいるだろう。雄弁であろうがなかろうが、人間関係のテクニックを知っていようがいまいが、信頼して一緒に仕事ができる人がいるはずだ。

本書は20年以上前に一度読んだことがある。

今回、再読してみてあたらめて習慣の重要性を考えさせられた。

習慣がどうして大切か。

それは習慣によって人格が磨かれるからである。

人格は繰り返し行うことの集大成である。

それ故、秀でるためには、一度の行動ではなく習慣が必要である。

人間関係を築くときにもっとも大切なのは、その人が何を言うか、どう行動するかではない。

その人がどういう人間かということだ。

言葉や行動が、その人の内面の中心からではなく、表面だけの人間関係のテクニックから生まれていたら、相手はすぐにその二面性を感じとる。

安易なテクニックでは、よい人間関係を築くことはできない。

「7つの習慣」は、断片的な行動規範を寄せ集めたものではない。

成長という自然の法則に従い、連続する段階を踏んで、個人の効果性、人間関係の効果性を高めていく統合的なアプローチである。

依存から自立へ、そして相互依存へと至る「成長の連続体」を導くプロセスである。

相互依存の段階に達した人は、他者と深く有意義な関係を築き、他の人々が持つ莫大な能力と可能性を生かすことができる。

相互依存は、自立した人間になって初めて選択できる段階である。

依存状態からいきなり相互依存の段階に達しようとしても無理である。

相互依存できる人格ができていないからだ。

自己を十分に確立していないのだ。

真に自立した人間になれば、効果的な相互依存の土台ができる。

この人格の土台の上に、個々人の個性を生かしたチームワーク、協力、コミュニケーションの公的成功を築いていくことができるのである。

本書は単に知識を得るためではなく、実践して初めて価値の出る本だと思う。

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