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2020年3月24日 (火)

世界一わかりやすい「ゲーム理論」の教科書/小関尚紀

Photo_20200319063301 「相手を打ち負かせば勝利が手に入るなんて、ビジネスはそう単純ではない。相手も勝たせて自分も勝つ。せり合いながらも協調を図ることが重要な『プラスサムゲーム』のほうが事業にとって有効な場合もある。特に市場のパイが停滞していて、2番手に勢いがある現在のスナック事業部は今、プラスサムゲームを選択すべきだ」

本書はゲーム理論をお菓子メーカーの女子を主人公にしたストーリーで学べるといったもの。

ゲーム理論で有名な「囚人のジレンマ」や「合理的なブタ」がストーリー仕立てで理解できるようになっている。

例えば、合理的なブタは、簡単に言えば大ブタと小ブタの2頭がエサを争うゲーム理論上の競争だ。

大きいブタは、小さいブタに比べて食べるのも走るのも速い。

まともに戦ったら勝敗は見えている。

そこで小ブタは勝ち方の定義を変えて勝つというもの。

つまり、相手より先にエサを取るとか、相手よりたくさんエサを取ることを〝勝ち〟と定義するのではなく、最も少ない労力でエサの獲得量を最大化することを〝勝ち〟と定義する。

これなら、必ずしも大ブタより先を急ぐ必要はないし、多くエサを取る必要もない。

自分のポジションを理解すれば、ふさわしい振る舞い方が見えてくる。

これなどは体力の劣る中小企業にとって重要なことなのではないだろうか。

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