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2020年3月29日 (日)

LIFE SHIFT/リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット

Photo_20200324064101  人生が短かった頃は、余暇をもっぱらリラックスのために用いるのが理にかなっていたが、人生が長くなれば、余暇は、新しいステージに向けて自分を再創造するための投資の時間にもなる。100年ライフの恩恵の一つは、余暇時間の使い方を見直し、消費とレクリエーション(娯楽)の比重を減らして、投資とリ・クリエーション(再創造)の比重を増やせることなのかもしれない。

人間の寿命がどんどん延びている。

長生きするということにはリスクも伴う。

いわゆる長生きのリスクである。

そのリスクをヘッジするために大切なことは投資である。

中でもカギを握るのは余暇時間の使い方である。

平均寿命が延び、無形の資産への投資が多く求められるようになれば、余暇時間の使い方も変わる。

時間を消費するのではなく、無形の資産に時間を投資するケースが増えるだろう。

レクリエーション(娯楽)ではなく、自己のリ・クリエーション(再創造)に時間を使うようになる。

高スキルの職に就き続けたければ、スキルとテクノロジーへの投資を継続しなくてはならない。

多くの職種が急速に時代遅れになる時代に対処するためだ。

細切れの時間に知識を補充するだけでは十分でない。スキルの再習得に取り組めるように、本格的な移行期間を設ける必要がある。

新しい知識に投資するためには、週に1日ではなく、もっと集中的に取り組む期間が不可欠になる。

重要なのは、あとで変化を突きつけられるのではなく、いま変化を予期して行動することだ。

積極的に計画を立てて行動しなければ、長寿化は厄災の種になりかねない。

だからこそ、人々が自分の状況をもっと直感的に感じ取り、選択肢をよく把握できるように、検討する必要がある。

長寿化を恩恵にするためには、古い働き方と生き方に疑問を投げかけ、実験することをいとわず、生涯を通じて「変身」を続ける覚悟をもたなくてはならないということであろう。

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