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2020年5月22日 (金)

世界の経営学者はいま何を考えているのか/入山章栄

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 誤解をおそれずにいえば、ドラッカーの言葉は、名言ではあっても科学ではないのです。

本書は最新の経営学について書かれている。

アメリカの経営学の最前線にいるほぼすべての経営学者は、ドラッカーの本をほとんど読んでいないという。

なぜアメリカの経営学者はドラッカーに興味を持たないのか。

おそらくドラッカーの言葉は「名言ではあっても、科学ではない」から。

では、そもそも科学とは何か。

それは「世の中の真理を探求すること」

そして真理の探究のためには、可能なかぎり頑健な理論を構築し、それを信頼できるデータと手法でテストすることが何よりも重要。

これは、他の科学分野、たとえば物理学や化学、あるいは経済学でも同じこと。

「理論仮説を立て、それを統計的な手法で検証する」というアプローチは、欧米の経営学者のあいだで多く用いられている。

これはいわゆる「演繹的なアプローチ」に近いといえる。

SCPパラダイム、リソース・ベースト・ビュー、ダイナミック・ケイパビリティ、取引費用理論、エージェンシー理論、リアル・オプション、組織エコロジー、ネットワーク理論、制度理論、資源依存理論、ソーシャル・エクスチェンジ理論、学習理論、レッド・クイーン、オーストリアン経済学……

これらはすべて、経営戦略論で使われる「理論」フレームワークの名称。

ただ、素朴な疑問がある。

それは、経営学って本当に役に立つのだろうか、という疑問。

特に私がかかわっている中小企業の経営に。

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