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2020年5月30日 (土)

私が「ダメ上司」だった33の理由/午堂登紀雄

33

 部下からの信頼を最も失う上司像のひとつは、「言行不一致」です。
 上司に大切なのは、「約束は守る」「できないことはできないと言う」「約束を守れないとき、自分の指示が間違っていたときは言いわけせずいさぎよく謝る」ことです。

上司とはマネジャーとしての役割とリーダーとしての役割とがある。

前者はテクニカルな面が多く求められるが、後者に必要なのは人としての在り方である。

著者はリーダーの例としてアメリカの人気ドラマ「ウォーキング・デッド」のリックを挙げている。

まず、ポイントのひとつは、「この道がいいだろう」と迷わずに道を指し示す判断力。

迷えば部下は不安になりますが、ブレない判断はみなを安心させる。

次に、周りを説得する努力を放棄しないこと、「この道を進もう」とみなを鼓舞し導く力。

論理的に丁寧に説明しつつ、熱意で感情に訴えかけること。

また、責任を取る覚悟も必要。

リックは行く先々でさまざまな脱出作戦、救出作戦を提案しますが、つねに彼が最も危険な役割を引き受ける。

「言うだけ番長」「失敗したのはお前の責任だ」ではなく、率先して行動し、結果の責任は自らが負う。

さらに、リックは弱音を吐くこともないし、愚痴や不平不満を言うこともない。

どうしようもない仲間であっても、反抗するムカつく仲間であっても、その人の強みを活かして協力しようとする。

これなどリーダーシップを考える上で参考になるのではないだろうか。

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