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2020年6月 4日 (木)

レジリエンス入門/内田和俊

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 アメリカンフットボールの名コーチとして知られるルー・ホルツは言いました。「人生は、その10%は私に何が起こるかであり、90%はそれにどう対処するかだ」
 私たちは自分の身に降りかかる出来事を選ぶことはできません。でも、その出来事をどうとらえ、どう対処するかは自分で選べます。

「レジリエンス(resilience)」は、私たちがよく知っている「ストレス(stress)」と同様に、もともとは物理学用語だったもの。

それがその後、心理学用語として使われるようになった。

物理学用語としての「ストレス」は「外圧による歪み」という意味。

それに対し「レジリエンス」は「その歪みを跳ね返す力」として使われている。

心理学用語としてのレジリエンスは「精神的回復力」「復元力」「心の弾力性」などと訳されることが多い。

もう少し分かりやすく表現すると「目の前の逆境やトラブルを乗り越えたり、強いストレスに対処することができる精神力」のこと。

レジリエンスを「心の筋肉」と表現する人もいる。

では心はどこにあるのか。

それは脳である。

ということは脳を鍛えればよいということ。

ただ、学校の勉強とは異なり、レジリエンスを高める脳の鍛え方は、知識を増やすのではない。

視点を増やすこと。

言いかえると、一つの出来事や事実を多くの異なる視点から違う見方をする訓練だ。

レジリエンスは、視点を増やし、柔軟な発想を養うことによって強化される。

これこそが脳つまり心を柔軟にする。

それによって、しなやかで折れにくい心が育っていく。

筋肉のない人はいない。

そして筋肉は鍛えれば強くなる。

ストレスの多い昨今、心の筋肉を鍛える必要は高まっているのではないだろうか。

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