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2020年6月20日 (土)

図解 経済学入門/高橋洋一

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 需要と供給の話は、専門的には「価格理論」と呼ばれ、ミクロ経済学の中核を成す理論である。
 価格の仕組みを理解するのに、これ以外に必要な理論はない。 

著者は、経済とは「需要と供給の話」にすぎないという。

グラフにすると需要曲線と供給曲線とはX字型になる。

そして需要曲線と供給曲線との交わるところで価格が決定する。

私たちの暮らしに関する経済を理解するのに必要なのは、つまるところ「物価変動」と「経済政策」だけ。

それは「需要と供給の図」一つで説明できる。

複雑な理論は、応用がきかない。

そのうえ、抽象的だったり非現実的な前提を設けていたりするから、実社会で起こっていることを説明できない場合も多い。

一方、きわめてシンプルな理論は、シンプルゆえに応用がきく。

だから、実社会で起こっているさまざまなことを、それ一つで説明できる。

ほぼあらゆるモノには、「市場」がある。

市場とは、モノが売り買いされる「舞台」のようなものだ。

消費者と生産者が、「いくらで売り買いするか?」という意識を持って、集っている場所と考えればいい。

消費者と生産者の「買いたい値段」と「売りたい値段」の図が重なったところで、両者のマッチングが起こる。

実際には、「どちらかがまったく変化せず、どちらかだけが変化した」という極端なことはなく、需要曲線と供給曲線の両方が動いている。

政府の行っている経済政策もすべてこの図で説明できるという。

これまで経済に関する本を何冊も読んでみたが、本書は中でも非常に分かりやすく、頭の整理にはもってこいの本だと思う。

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