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2020年6月 3日 (水)

トヨタ仕事の基本大全/(株)OJTソリューションズ

Ojt

 トヨタでは真因に迫るために、「なぜ」を繰り返して要因を絞り込んでいきます。
 2回や3回の「なぜ」で真因が見つかるケースもありますが、問題解決に慣れていない人は、真因に到達していない段階で、「これが真因だ」と決めつけてしまいます。
 4回、5回としつこいほど「なぜ」を繰り返すことによって、真因に迫れるようになるのです。 


トヨタで問題の真因を突き止めるために「なぜを5回繰り返す」のは有名だ。

例えば、若手の営業担当の50%が1年以内に辞めてしまうという問題があった場合、

(なぜ❶)なぜ、辞めてしまうのか……営業部内で浮いた存在になってしまうから

(なぜ❷)なぜ、浮いてしまうのか……売上ノルマを達成できないから

(なぜ❸)なぜ、達成できないのか……自己流で営業をしているから

大抵はここでストップしてしまう。

すると、「自己流で営業をしている」ことが真因だと考え、「上司や先輩がサポートする」といった対策になうりがちだ。

では、上司や先輩にサポートするように頼だら、若手の営業担当の成績は改善するのか。

そうはならない。

上司や先輩の間にも力量差があるからだ。

つまり、「自己流で営業をしている」は真因ではなかったということ。

だから、続けて、4回目、5回目の「なぜ」を続ける必要がある。

(なぜ❹)なぜ、自己流になるのか……誰も体系的な手法を教えられないか

(なぜ❺)なぜ、教えられないのか……営業手順の「標準」がないから

営業手順の標準がないことが、真の要因であれば、「営業手順の標準をつくる」という対策をとれば、誰でも営業手法を新人に教えられるようになる。

新人の頃から「なぜを5回繰り返す」ことを教えられるトヨタ。

こうやって強い現場が作られるのだろう。

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