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2020年6月26日 (金)

危機の現場に立つ/中満泉

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 コミュニケーション能力以外に求められる能力は、一言で言ってしまえば「自分の頭で考え判断する能力」ということでしょうか。

著者は国連軍縮担当事務次長であり、二人の女の子の母親でもある。

そして、世界中の紛争地で平和活動に奮闘している。

本書は、その生々しい交渉現場から、目の当たりにした不正義への憤りと国連で働く意義、グローバルに子育てと両立して働く方法について語られている。

そんな国際機関で仕事をする上で必要な能力はコミュニケーション能力はもちろんのこと、「自分の頭で考え判断する能力」だという。

国際機関でも仕事のできる人は、雑多な事象を体系的に捉え、一見なんの関連もないところでの教訓をほかのところでうまく応用できる人だという。

また「これは正しいことなのだろうか」という疑問を常に持ち、物事を多角的にさまざまな視点から考察する「批判的思考」ができること。

もし国際社会で国連のような組織に職業を求めるのであれば、次の2つのことが求められれる。

まず1つ目は、自分の信念と何をしたいのかをしっかりと考えること。

2つ目には、国連の実像を冷静に理解すること。

3つ目は、国際社会で必要とされているスキルを磨くこと。

この3つだという。

要約すれば「自分の頭で考え判断する能力」だといえる。

でも、この能力、日本で働く人にも求められるのではないだろうか。

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