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2020年7月10日 (金)

直観力/メンタリストDaiGo

Daigo

 アメリカで行われたある調査では、出会って一目惚れしたカップルの約半数がそのまま結婚し、さらにそのあとの離婚率も男性が約20%、女性は10%以下と驚くほどに低かったという結果が出ています(約50%というアメリカの離婚率を考えれば驚愕の低さです)。またこれとは別に「一目惚れで結婚した夫婦は幸せになる」という研究報告もあります。
 こうしたことからも、人が第一印象で感じる直観の精度は非常に高いと言えます。 

直観とは何なのか?

脳が意識して考えてから判断するのが普通の判断で、考えないで判断するのが直観。

言ってしまえば、それだけのこと。

なんとなく、気になる。

なんとなく、この人とは気が合いそうな気がする。

なんとなく、これを選んだ。

なんとなく、行きたくない。etc.

普段の生活のなかでそう感じることが多いこの「なんとなく」という感覚の正体こそが、本書のテーマである「直観」だ。

私たちが〝なんとなく〟感じる最初の直観は、ほぼ当たります。 

ああでもないこうでもないと迷ったら、最初の直観に従う。

人はわずか2秒程度で感じる〝なんとなく〟の直観だけでも相手をきちんと評価できる。

例えば野球の野手がフライをキャッチする行為。

ボールの軌道を見ながら「なんとなくここに落ちてくる」という直観によって落下点に入ってキャッチする。

こうした何の変哲もない、誰でもできる行動が、実は脳と直観のとてつもない能力によって生み出されている。

物体がどのように移動してどこに至るかという結果は、物理学に基づいた微分方程式を解くことでしか解明できまない。

しかも空中を移動する野球ボールの場合は、空気抵抗の存在もあり、放物線を描く軌道の計算も必要になるため、より複雑な微分方程式になる。

フライを〝何気なく〟取っているとき、人はみな、脳で直観的にものすごく難しい放物型偏微分方程式を解いている。

意識してしまうと、こんなに複雑な微分方程式を一瞬にして解くことは相当に優秀な人でも難しいだろう。

それを脳は直観で無意識のうちに解いてしまう。

誰もが持っている〝なんとなくの直観〟は、数学者や物理学者が挑むレベルの高度な計算を瞬時にこなせるほどに優秀なのだ。

この「なんとなく」こそが、直観の正体。

直観で決めたことと、熟慮して決めたこと。

どちらが正しい判断かというと前者であることがいくつかの実験で明らかになっている。

直観とは単なる「ヤマカン」ではない。

直観とは、積み重ねた知識や経験、記憶のデータベースから引き出された答えのこと。

科学的根拠のある脳のプロセスなのだ。

直観とは人生における選択と決断の最大の拠りどころとなる能力。

自分の直観を信じることができる人は、とにかく意思決定がスピーディ。

思考をスルーしているから余計なことを考えず、「こうしよう」と決めたら即、行動。信じているから迷わない。

「なんとなく」は、想像している以上に、将来の可能性を大きなプラスに導く〝最強のキーワード〟になるはず。

結局のところ、自分の直観を信じるとは、自分自身を信じるということなのであろう。 

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