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2020年8月15日 (土)

人生の目的の見つけ方/勝屋久

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 「自分の人生を生きる」とはどういうことだろうか?
 僕は、自分の本質(愛)を輝かせることだと思っている。
 本質とは、何かをすること、何かを成すことではなく、「在り方」だ。

本書は48歳で日本IBMをリストラされた著者が、どのように自分のハートを取り戻し、自分とのつながりを深めてきたのか、自分の人生をで生きられるようになってきたのか、そのプロセスを述べている。

その中で、著者が起業し、様々な人と接する中で、自分には「人をつなげる才能」があることに気づく部分は印象的だ。

「Venture BEAT Project」をスタートしてから1~2年後に、参加メンバーや友人から「勝屋さんは人をつなげる才能がありますね」とか、「人とつながる、つなげることの天才ですね」と、よく言われるようになる。

彼らの言葉を聞いても、初めは「そんなの、誰でもできることじゃないのか?」と思い、素直に喜べなかったし、受け入れることもできなかった。

自分の「好き」を基準にしてやっていたので、そこに価値があるのかないのかが、まったくわかっていなかった。

あるとき、人をつなげる才能があると褒められて、「そんなこと誰でもできますよ!」と言い返したら、こんな言葉が返ってきた。

「いいえ、できませんよ。少なくとも僕にはできないです。

だって、面倒くさいし、恥ずかしさもあるし、僕には無理だ。

勝屋さんはすごいです!

数字では表せないけど、スタートアップ業界に確実に価値をもたらしているんだから」

と言われたという。

そして自分の「つながる・つなげる」才能に気づけたおかげで、著者の人生が楽しい方向へと動き出した。

結果として、わずか数年で、どこにでもいるような普通のサラリーマンが、当時のスタートアップ業界で名の知れた存在にまでなったというのである。

いかに自分の隠れた才能に気づくことが大事かということではないだろうか。

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