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2020年8月23日 (日)

ポスト・コロナ「新しい世界」の教科書/髙橋洋一、渡邉哲也

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 かつて1918~1920年にかけてスペイン風邪が流行し、その後、1929年からの世界大恐慌、そして1939年からの第二次世界大戦と、約10年ごとに大きな出来事が続きました。それと同じような流れになりそうな気配もあります。

本書は高橋氏と渡邊氏との対談本である。

お二人が共通した見解は、今回の新型コロナで世界は大きく変わるということ。

100年前のスペイン風邪によって世界は大きく変わった。

同様なことが今回の新型コロナでも起こるのではないかと両者ともいう。

スペイン風邪の流行から約100年の時を経て、世界は新型コロナウイルスの猛威に襲われた。

スペイン風邪では世界中で5億人が感染し、1700万~5000万人の死者が出たと言われている。

当時、世界は第1次世界大戦(1914~18年)の真っ最中だったが、このスペイン風邪により戦争は終結へと向かわざるをえなかった。

スペイン風邪の余波は世界経済に大きなダメージを与え、1929年からの世界大恐慌、世界のブロック経済化、そして第二次世界大戦へと向かう一因となった。

パンデミックが世界を大きく変えた一つの事例であろう。

今回の新型コロナウイルス感染症では、死者の数では圧倒的に今回のほうが少ない。

しかし、社会に対するインパクトでは、結構、同じくらい大きなものがあるのではないだろうか。

しかも、今回は新型コロナと大恐慌が一緒に来るような感じになるかもしれない。

以前も大恐慌後に世界の分断が進み、それで戦争へと向かっていった。

今回も恐慌と世界の分断が起こりつつある。

戦争については、ミサイルなどでドンパチするというのではなく、国際機関をどちらが支配するかといったことや、サイバー戦争のような、「見えない戦争」になるだろう。

新型コロナは日本の問題点も明らかにした。

日本も変わるときだろう。

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