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2020年8月22日 (土)

論理的思考のコアスキル/波頭亮

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 論理的思考に対する根本的な理解である〝理論〟と、能力を習得・向上させるための具体的なトレーニング方法である〝実践〟の両方を備えたプログラムによれば、論理的思考力を大幅に向上させることが可能である。

思考とは、端的に定義するならば「情報と知識を加工すること」である。

情報と知識を照らし合わせたり繋ぎぎ合わせたりして何らかのメッセージを得るプロセスが「思考」である。

情報と知識を加工して意味合いを得るプロセスが思考なのである。

このプロセスからも分かるように、〝良く〟思考するためには、多くの知識を持っている方が有利である。

思考とは情報と知識を照らし合わせたり繋ぎ合わせたりして意味合いを探す行為なのであるから、情報が一定でも知識が多い方がより多くの意味合いを抽出できるわけである。

思考力は、得られた情報に対して照らし合わせるための「知識」と、情報と知識とを照らし合わせたり繋ぎ合わせたりする「情報の加工力」の2つのファクターで構成されている。 

「情報と知識を〝照らし合わせる〟〝繋ぎ合わせる〟プロセスで行われている情報加工のミクロの作業は、

①考察対象を要素に「分ける」こと

②分けられた考察対象の情報要素を、それに対応する知識要素と「比べる」こと

③考察対象の情報要素と知識要素を比べて得られた〝同じ〟と〝違う〟という判別結果を統合・整理して、〝同じ〟要素で「くくる」こと

である。

そして、「分ける」「比べる」「くくる」が、人間の思考で行われる最も基礎的な情報加工作業ということになる。

大事なことは、この「分ける」「比べる」「くくる」ことを繰り返しトレーニングして自分のものにすること。

論理思考についてはこれに尽きるのではないだろうか。

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