« 自分の中に毒を持て/岡本太郎 | トップページ | 論理的思考のコアスキル/波頭亮 »

2020年8月21日 (金)

リード・ザ・ジブン/宇佐美潤祐

Photo_20200816084301

 「リード・ザ・ジブン」の出発点は、自分自身が一体何をやりたい人間なのかを深く内省・洞察し、「志」として結晶化することから始まります。そして、各個人の「志」を会社の目指している「ありたい姿」とシンクロさせ自分の仕事に意味づけをします。それを〝自分事化〟と呼びます。〝自分事化〟できると、誰かにいわれるのではなく、自分の思いをベースにどんどん行動を起こすことのできる〝自律自走人材〟に脱皮できます。脱皮を繰り返すことにより〝過去最高の自分〟に進化し続けることができます。


日本には社員個人と会社の特異な相互依存関係が存在している。

〝会社が主、社員個人は従〟で、社員個人の「志」は置き去りにされている。

そしてその背景に日本固有の雇用慣行・人事制度がある。

これからの日本に求められるのは、未来の「ありたい姿」を思いを込めて構想し、そこから現状を引き算し、何が本質的な課題なのかを再定義する未来志向型経営だ。

筆者は日本企業が自律性をもつ鍵は、「個人と会社の成長を同期化」させることにあるいう。

リーダーシップの問題として、会社としては、社員が共感を感じられる「ありたい姿」を提示する。

個人サイドは、これまできちんと考えてこなかった自分自身の「志」を深く深く内省し、はっきりさせ、その「志」が会社の「ありたい姿」とどう関係しているのかを腹落ちさせる。

リーダーシップの根源は自分が一体何を成し遂げたいのかというリード・ザ・セルフにある。

それに周囲が共感してリード・ザ・チームになる。

ひいては世の中に大きなインパクトをもたらすリード・ザ・ソサエティになる。

リード・ザ・ジブンは、自分事化を通じて、日本固有の呪縛から〝自律自走人材〟として脱皮させる。

それによって組織・チームワークの強みに磨きをかけ、過去最高の自分を育て、仲間を育て、最強チームをつくる。

これこそがリーダーシップの原点。

逆にに言えば、これがない人には、人はついては来ないということではないだろうか。

« 自分の中に毒を持て/岡本太郎 | トップページ | 論理的思考のコアスキル/波頭亮 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事