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2020年9月 9日 (水)

社員が成長するシンプルな給与制度のつくり方/大槻幸雄

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 真っ先に対処しなければならないのは、正社員にとって分かりやすい処遇体系を確立することです。人材獲得競争の時代というのは、単に「新たに優秀な人材が獲得できない」だけでなく、わが社で時間をかけて育て上げ、その将来に期待がかかる優秀な社員が社外に流出するリスクの高まる時代でもあるのです。

同一労働同一賃金が法制化され、中小企業であっても賃金制度をつくる必要が出てきた。

多くの中小企業の給料は社長が鉛筆ナメナメで決めている。

最初はそれでもよいのだか、続けていくとだんだんバランスが崩れていく。

また、社員から「どうしてこの給料なのか」と問われても説明できない。

しかし、かといって大企業のような賃金制度は複雑すぎて中小企業では機能しないし運用できない。

中小企業には身の丈に合った賃金制度が必要だ。

社員のやる気を阻害し、賃金制度の円滑な運用の妨げになる賃金処遇上の要因は、大きく、4つに分類できる。

第1に、賃金や賞与支給額が期待水準に達しないことに対する不満

第2に、他の社員と比べて自分の賃金処遇が低いことに対する不平

第3に、自分を正当に評価しない会社や上司に対する不信

第4に、将来の賃金処遇が見通せないことに対する不安

これらの不平・不満・不信・不安を解消するためにも「分かりやすい」、「使いやすい」、「長持ちする」賃金制度を作るべきだろう。

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