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2020年10月25日 (日)

自助論/S.スマイルズ

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 人間の優劣は、その人がどれだけ精一杯努力してきたかで決まる。怠け者は、どんな分野にしろ、すぐれた業績を上げることなどとうていできない。骨身を惜しまず学び働く以外に、自分をみがき、知性を向上させ、ビジネスに成功する道はない。

本書のサミュエル・スマイルズによる原著は1857年に出版された。

それはいまから160年以上も前に出版された本である。

この本の原題ともなっている「自助」とは、勤勉に働いて、自分で自分の運命を切り拓くことである。

つまり他人や国に頼らないことである。

外部からの援助は人間を弱くする。

自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間をいつまでも励まし、元気づける。

その人のために良かれと思って援助の手を差し伸べても、相手はかえって自立の気持ちを失い、その必要性をも忘れるだろう。

保護や抑制も、度が過ぎると役に立たない無力な人間を生み出すのがオチである。

大切なのは、一生懸命働いて節制に努め、人生の目的をまじめに追究していくことだ。

わずかな時間もムダにせず、コツコツと努力を続ければ、積もり積もって大きな成果に結びつく。

毎日一時間でいいから、無駄に過ごしている時間を何か有益な目的のために向ける。

そうすれば、平凡な能力しかない人間でも必ず学問の一つくらいはマスターできるようになる。

そして、どんな無知な人間でさえ、十年もしないうちに見違えるほど博識な大人物に変わっていくはずだ。

と、このように毎日コツコツ努力を積み重ねることの大切さを繰り返し繰り返し著者は述べている。

時代が変わっても努力の重要性は変わらないのではないだろうか。

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