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2020年10月17日 (土)

インテリジェンスと保守自由主義/江崎道朗

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 なぜ日本政府の対応が遅れたのでしょうか。
 結論から言えば、中国政府やWHOの発表を信用したからだと思います。
 中国政府はなぜ1月23日、武漢市などを全面封鎖したのか。
 アメリカ政府はなぜ1月31日、中国全土からの外国人入国禁止といった厳しい措置を取ったのか。
 台湾がなぜ中国人渡航を止めたのか。
 その決断の背景に何があったのかについて、日本は、アメリカや台湾からの情報を十分に検討するべきでした。

ソ連に占領されたバルト三国、ポーランドの悲劇とは。

ソ連の戦争責任を問う決議を採択した欧州議会の真意は。

新型コロナ対策が後手後手になったのはなぜか。

トランプ政権はなぜ減税と規制緩和、そして軍拡をするのか。

これらの疑問を解くキーワードがインテリジェンスだ。

日本は対外インテリジェンス機関を持っていない。

このため中国の武漢で何が起こっているのか、独自に情報を収集・分析する力がない日本政府としては、WHOや中国政府の「情報」を鵜呑みにするしかなかった。

そしてそのWHOや中国政府が当初は「大したことはない」と言い張っていた。

これでは「適切な判断」が下せないのも無理はない。

スパイ天国と呼ばれている日本。

今、世界はめまぐるしく動いている。

その中で独自のインテリジェンス機関を持たない日本は、情報弱者になってしまうのではないか。

非常に懸念される。

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