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2020年11月 1日 (日)

"理由のない不安"を一瞬で消す方法/高牟禮憲司

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 難しいのは、この「適度な不安」の持ち方なのです。
 人はともすると極度の不安を持つことが多く、「猛烈に怒る上司が悪い」と戦う姿勢を見せたり、反対に「向いていないからやめようかな」と逃げの姿勢になったりしがちです。
 しかも、どちらの姿勢にも疑問を感じることがありません。
 そこで大切になってくるのが、「理由のある必然的な不安」なのか、「理由がなく場違いな不安」なのか、この違いをしっかりと区別できるようになることです。

人は誰もが不安を感じる。

しかし、不安を持つことがすべて悪いことではない。

不安というものは、役に立つことも多々ある。

なぜならば、人はなんらかの不安を感じることで、「なんとかしなければ……」と思い、具体的に対処するからだ。

もし、危険があるのに不安を感じなかったらどうなるか。

何の準備もしないまま、ワクワク気分だけで旅行に行くことになる。

何ごともなく旅行を満喫できるかもしれないが、思いもよらぬ大変な目や怖い目に遭遇する可能性も高い。

このように「不安」は、ネガティブな感覚だから、ただなくせばいいという単純なものではない。

問題は「理由がない不安」である。

この理由のわからない不安や閉塞感から抜け出すには、自分を保てるだけの心の安定感が必須だ。

その第一歩として、「心のバランスを整え不安を解消していく方法」を本書は伝えている。

これは何も難しいことではなく、数秒でできるものもある。

いくつかのちょっとした心と体の使い方を学ぶだけで実現できる。

さらに、「セルフイメージ」を高めていくことで不安を解消し、より自分を保てるようになる。

例えば、不安を鎮める手順として次のような方法を紹介している。

①ゆっくりと右手を強く握りしめ、拳をつくる(10秒程度)

②ゆっくりと左手を強く握りしめ、拳をつくる(10秒程度)

③握りしめる強さが左右同じになるように観察し、調整する(10秒程度)

④右の拳の力を半分にゆるめる(10秒程度)

⑤左の拳の力も半分にゆるめる(10秒程度)

⑥そのまま握りしめる力が左右同じになるように観察し、調整する(30秒程度)

⑦そのまま拳を胸に軽く当て、触覚を観察する(10秒程度)

⑧拳をのど元に軽く当て、触覚を観察する(10秒程度)

難しいものではないので、やってみる価値はあるのではないだろうか。

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