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2020年11月 9日 (月)

戦国武将の超絶カッコいい話/房野史典

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 戦国武将も僕らと同じ人間です。
 同じ人間が、命をかけて、あれだけ激しい時代を駆け抜けていった……。
 そこには、ドラマしかありません。

戦国時代は様々なドラマがある。

大逆転を生み出す知恵。

巨大な敵に立ち向かう勇気。

悲哀に彩られた運命。

誰かを救う底なしの優しさ。

こんな物語が、400年以上前の日本に存在した。

戦国時代といえば織田信長。

「戦国時代は信長に始まり、信長に終わる」という言葉があるほど、織田信長は戦国時代に欠かせない人物。

信長は、政治でも戦いでも当たり前を疑い、昔ながらのやり方が理にかなっていなければ、即座に違う方法を求めた武将だ。

その姿勢は人とのコミュニケーションにも表われている。

信長は身分の低い者とも普通に会話したし、能力があれば重要な仕事も任せた。

秀吉がまさにその典型例。

肩書きや身分で人を判断せず、その人間の本質を見て付き合っていた信長。

次に豊臣秀吉。

天下人になるほど圧倒的だった秀吉の人間力。

彼が突出していた部分。

それはなんといっても〝人たらし〟という能力。

秀吉に備わっていた資質には、政治力、軍略の才、それらを可能にする頭の回転の速さなどが挙げられるが、そのどれもが〝人たらし〟という武器の前にはかすむような気がする。

陽気な性格で派手なことを好み、目標達成のためにありったけの情熱を注ぎ、情にほだされやすく涙もろい。

この人間性で、会った者たちをことごとく惚れさせる。

優秀な人たちが、自分のために能力を使ってくれるんですから、こんなに最強なことはない。

そして徳川家康。

何をどういわれようが、「天下を取って、260年以上続く平和な世の中を築いた」

これが、すごいこと。

偉業も偉業。

それに、天下を取るまでの苦労、紆余曲折も半端じゃない。

さらに、戦闘能力も政治能力も超一流。

家康は、信長、秀吉が持っていなかったものを持っている。

それは、〝チーム力〟。

ワンマンな部分が多い信長。

身分が低かったため、最初から仕えてる家臣のいない秀吉。

2人は、〝チーム一丸〟という部分が薄め。

しかし、家康には、「徳川」を名乗る前、「松平」の頃から共に戦ってきた家臣がいた。

もっといえば、松平家に先祖代々から仕えてくれている人たちも。

家康の出身地、三河地方にちなんで、〝三河武士〟と呼ばれた最強軍団。

徳川家康を中心に一枚岩となるその絆こそ、天下統一の最大要因だった。

他にも多くの戦国武将の物語が載っている。

読むと楽しくなり、それなりに勉強になる本だ。

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