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2020年11月 5日 (木)

ソーシャルメディア文章術/樺沢紫苑

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「共通話題」+「オリジナリティ」=「最強」という公式が成立します。
 誰もが知っている、あるいは誰もが関心のあるホットな「共通話題」を取り上げ、そこに自分らしいオリジナリティを少しだけ加えると「共感」を呼ぶ。これが、「共感ライティング」の極意といえるのではないでしょう。

これからは、インターネットの時代だ!

これに対して反論する人は、まずいないだろう。

インターネットの時代。

しかしこれは、「書く」能力が重視される時代ともいえる。

今までの時代は、「話す技術」の時代だった。

自分の思ったこと、考えたことを、きちんと言葉で話せる人。

上手に話して伝えられる人が優秀な人であり、成功する人であったはず。

社内のコミュニケーション、お客様との会話、あるいは、営業のトーク。

多数の人の前で話す、プレゼンテーションの技術。

しかし、これからは「書く技術」の時代。

インターネットの時代は、「書く技術」が必要とされる時代。

今から書く技術を磨き、仕事での成功とプライベートの充実を得る。

「書く」だけで、「幸せ」が手に入る時代なのだから、「書く技術」を磨かない手はない。

「ソーシャルメディアに書く」というのは、「文章を書く」というよりも、「社会でお付き合いする」感覚に近いので、文章が上手なだけではうまくいかない。

文章の質よりも「伝わる」ということや、読者の「共感を得る」ということが、ソーシャルメディアでは何倍も重要。

そもそもソーシャルメディアとは何か?

著者は「ユーザー参加型のメディア」をソーシャルメディアと定義している。

ユーザー、すなわちインターネットにアクセスする1人1人が主体となり、コンテンツを投稿、書き込むことによって構築されるメディアのこと。

不特定多数の人たちが集う場所であり、必ず誰かが見ている場所が、ソーシャルメディア。

ソーシャルメディアに書く場合は、「1000人がいる講堂で話している」という心構えを持つこと。

そうすると、まず問題は起きない。

「これ、書いて大丈夫かな?」と思ったら、「1000人を前にして、その内容を堂々と話せるだろうか」と自問自答してみること。

多くの人は、ソーシャルメディア・ユーザーは、たった2つの目的で使用している。

それは、「情報収集」と「交流」。

実にシンプルだ。

「濃い情報発信」と「心の込もった活発な交流」。

この2つを徹底的に行うだけで、ソーシャルメディアで成功する。

情報発信者としてするべきことは、徹底した情報出し。

読者が「凄い」「おもしろい」「ためになる」と思うような、濃い情報、役に立つ情報を出しまくる。

ソーシャルメディアのユーザーは、ソーシャルメディア上の文章に何を望んでいるのか。

それを一言でいうと、「共感」

情報発信者は、これは読者に役立つだろうと発信し、実際に読者は「これだ!」と情報に飛びつく。

情報発信者と読者を結びつけるのが「共感」。

「共感」とは、共に同じものを感じる感覚。

情報発信者と受信者が、共に同じ情報に「重要性」「稀少性」「必要性」「おもしろさ」などを感じたわけだから、情報が発信され読まれる瞬間に、「共感」が生まれる。

ソーシャルメディアで歓迎される文章とは、「上手な文章」ではなく、「共感を呼ぶ文章」

ソーシャルメディアで信頼を得るために、必要なライティングスキルは、

共感を得て読者の感情をゆさぶる「共感ライティング」

圧倒的にコミュニケーションを深める「交流ライティング」

読者にわかりやすく届ける「伝わるライティング」

ということになる。

では、共感を呼ぶために必要なものは何か。

それは、「共通性」

心理学に「類似性の法則」というものがある。

これは、「人は自分と共通性のある人に好意を持つ傾向がある」という法則。

ライティングにおいても、自分と読者との「共通性」、自分と、そして読者の多くが今興味を持っている「共通話題」を意識して書くと、読者に親近感を持ってもらいやすくなる。

いかに共感してもらえるような話題を取り上げ、共感を呼ぶ文章を書くか。

これがポイントということてあろう。

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