« 安売り王一代/安田隆夫 | トップページ | アイデアソン!/須藤順、原亮 »

2020年11月18日 (水)

がんばらない練習/pha

Pha

 僕は自分の「できなさ」に愛着がある。他の人がみんなできることが自分にはできなかった、そんな傷口の集合体こそが自分の人生だ。嫌だったこともつらかったこともあったけど、そんな体験が自分を作ってきた。もし自分の欠点が全部なくなってしまったら、そんなものはもう自分ではないだろう。できることよりできないことのほうが、他の誰とも違う自分らしさを作っているように感じる。

著者は京大卒で元ニートだという。

そんな中で見つけた著者なりの自分らしい生き方について述べている。

著者は自分のことを完璧主義だという。

しかし、そんな生き方は苦しい。

一度も選択を間違えたくないと思っていても間違えることはある。

何事についても「こうでなければならない」ととらえると、世の中はあいまいさに満ち、矛盾だらけ。

そんなことにいちいち悩んだり、怒ったりしたのではもたないだろう。

そして見つけたのが「がんばらない」生き方。

完璧主義をやめる。

人間は欠点もあり、間違うこともある。

自分のできない部分を消し去ろうとしてがんばりすぎる必要はない。

できない部分を愛して受け入れてやることが大切。

それこそが自分らしさの本質なのだから。

むしろ、そういった「できなさ」こそが人生の醍醐味。

人生の全てが自分の思うように進んだとしたら、何の面白みもないだろう。

そんなものは人生ではなくただの妄想だ。

生きるということは自分の妄想と現実との差を確認し続ける行為だ。

人生は思うようにならないからこそ面白い。

結局、そんな生き方をした方が楽だし、いい結果が得られるということではないだろうか。

« 安売り王一代/安田隆夫 | トップページ | アイデアソン!/須藤順、原亮 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事