あなたの才能があなたを苦しめる/大嶋信頼
あるとき、「あ! 私自身の才能で私は苦しめられていたんだ!」ということがわかりました。そうしたら、私が「この人すごい才能を持っているのに」とうらやましく思ったあの方も、その才能に苦しめられているから、使えなかったんだ! ということが見えてきます。
才能になぜ苦しめられるようになるのか。
それは、才能があればあるほど嫉妬されて周囲から攻撃され、足を引っ張られるから。
才能を発揮しようとすると、周囲から足を引っ張られる、ということを何度も繰り返しているうちに、「自分の才能によって苦しめられている」と、自分の才能を嫌うようになってしまう。
自信がない人、才能がまったくない、と思い込んでしまっている人ほど、本当は才能の塊だったりする。
その才能のせいで、周りから足を引っ張られてしまっている。
周りから足を引っ張られると、才能を気づかないうちに隠してしまい、自信がなくなってしまう。
だからこそ、自信のないところに自分の才能が埋まっている可能性が高い。
嫉妬で発作を起こしたとき、相手の口から出てくる言葉は「全部うそ」。
そこには真実は1ミリも隠れていなかったりする。
そして、嫉妬した瞬間に「自分にもうそ」をついてしまう。
そこから「相手に対するうそ」が自動的に出てくるので、自分がうそを言っている感覚がまったくない。
自分より才能のある人を見たとき、素直に認めることが出来ないのが人間というもの。
何とも面倒くさい。
だからこそ、相手から嫉妬されたら、嫉妬されるほど自分には才能があると思えばよいということであろう。
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