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2020年12月24日 (木)

人生攻略ロードマップ/迫佑樹

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 人生における「嫌なことをしなくて済む状態」をつくり上げるのは、ある分野で突出した結果を出すよりもはるかに簡単です。
 正しい知識と正しい努力があれば、大きなリスクを抱えることなく、自由度の高い人生を手に入れることができるのです。

本書では次のような価値観を提唱している。

・必ずしも「汗水垂らして」稼ぐ必要はない。ただし、何をするにもお金は必要になる。まずは「経済的不安」をなくすべし

・「組織に属すること」で安定を得るのではなく、「自らのスキル」で安定を確保すべし

・「やりたいこと」が見つからないのは、「やれること」の幅が少ないから。お金や時間の制限を取り払って自由度を高めれば、自然と「やりたいこと」が見つかる

著者が思い描いている、あらゆる自由度が最大化された「人生攻略」の状態は、次の4つを満たした状態。

・お金の心配を一切しなくていい(金銭的な自由)

・時間的な余裕がある(時間的な自由)

・嫌だと思うことを一切しなくていい(精神的な自由)

・心身ともに健康である(身体的な自由)

そして本書では、著者が最速で「自由度の高い人生」を手に入れた手順を「人生攻略ロードマップ」と名付け、次の10ステップに分けて解説している。

ステップ1 自分の「必要収入」を洗い出す

ステップ2 「ゼロイチ」で稼ぐ経験を積む

ステップ3 「ベーススキル」を高める

ステップ4 獲得したベーススキルを「収益化」する

ステップ5 SNSで「ライトな発信」をする

ステップ6 ブログやYouTubeで「ヘビーな発信」をする

ステップ7 一部作業を「外注化」して仕事量を減らす

ステップ8 自分の仕事をゼロにして事業を「自動化」する

ステップ9 事業を「分散」する

ステップ10 余剰資金を「資産運用」する

「自己投資や事業投資を行った上で、その投資を収益化して回収する」というプロセスをひとたび経験すれば、自分が成長するのも、お金を増やすのも簡単だとわかる。

投資する→その投資を回収する→増えたお金を再投資する→再投資を再回収する→再々投資する→再々回収する

このサイクルを回し続ける。

なかでも「投資→回収のサイクルが速い人」と「少額の投資で多くの回収をする人」がどんどん結果を出していく。

逆に「投資したのに回収しない人」や「投資額に見合った回収ができない人」が、「頑張っているのに結果が出ない。なんだよ」と挫折していくことになる。

投資→回収を繰り返すのが、お金持ちになる唯一の道。

どうしたらうまくお金を使えるか、常に思考を巡らせることが大切。

さまざまな投資を「コストパフォーマンスのよい順」に並べると、体験や知識を得るための自己投資や知識投資>外注費や広告費、新規事業立ち上げなどの事業投資>不動産投資や株式投資となる。

一番コストパフォーマンスが高いのが自己投資。

たとえば1000円の本を読み、その本に書いてあったメソッドを活用して毎月1万円ずつ稼げるようになったとする。

すると月利は1000%。

自己投資として知識や体験にお金をつぎ込むことは、ほかのどんな投資よりもコストパフォーマンスがよいのだ。

「早く、かつ大きな回収が見込める場所にお金を投じ続けていく」ことを大前提に動いていくと、必然的に自己投資や事業投資に回す額が増えていく。

自己投資は「時間をお金で買う行為」でもある。

冷静に考えてみると「時間の節約」という面でも、「1000時間かけて独学する」より、「9万円を払って半分の500時間で勉強し、余った時間で稼ぐ」ほうが圧倒的に効率がよい。

無知は恐ろしいもの。

知識がないと「損をする」どころか、「損をしていること」にすら気づかないということも普通に起こり得る。

「もっといい方法がある」という知識がないせいで、お金や時間を浪費してしまい、しかもその事実に気づかないために、いつまでも損をし続ける。

そのようなことが、現実にはいくらでもある。

そして、起こりうるトラブルを想定し、そのトラブルの対処法を複数用意することも大事。

これによって不安のほとんどはコントロールできるようになる。

例えば、オンライン教育事業を展開する→うまくいかなかったら……?→ブログからの収益で食べていけばいい→うまくいかなかったら……?→エンジニアとして受託開発の案件を受ければいい→うまくいかなかったら……?→就職するのもエンジニアなら難しくない

と、人生に「保険」をかける。

需要のあるスキルを身につけることで、人生の保険をつくることができる。

保険があると、新しいことにチャレンジするリスクを下げることができる。

新しいことに挑戦し続けると、結果的に収入源が増えていく。

そのため、「安定しながらも自由度が高い」という「人生を攻略した状態」をつくることができる。

文化庁が2019年に発表した「国語に関する世論調査」(2018年度分)によると、「1カ月に1冊も本を読まない」と答えた人は47・3%にものぼる。

これは、なかなか衝撃的な数字だ。

言い換えれば、「毎月、たった1冊本を読むだけで、自分の勉強量は日本人の上位52・7%に入る」ということ。

ほとんどの人が勉強しないからこそ、ちょっと勉強するだけで、人生は「イージーモード」になる。

「お金を稼ぐ」と「価値を提供する」は、基本的には同義だ。

より詳しく言えば、「希少性・優位性があるから、価値が上がり、お金が稼げる」。

これがビジネスの本質。

ビジネスで大きく稼ぐカギは「希少性・優位性」にある。

収入の額は価値提供の成績表だ。

そして、自分が豊かになる最短の道は、自分自身が誠実なビジネスをすること。

ビジネスの原則は、「周りと同じような価格で、周りよりも質の高いものを提供する」

あるいは、「周りと同じような質のものを、周りより安く提供する」のどちらか。

大事なことは情報発信を続けること。

情報発信をすることのメリットには、大きく3つある。

1 仕事の報酬が「相場」より高くなる

2 「収益化」の機会が増える

3 「ファン」や「同志」が増える

だから有益な情報は出し惜しみせず、ガンガン無料で発信するべき。

無料で価値を提供し続ければ、お金はあとからついてくる。

ケチケチせずに、情報をガンガン提供する。

その情報で、人生がよい方向に進む人がひとりでもいれば、それは大成功。

そして、その流れは巡り巡って、いずれ必ず自分に戻ってくる。

「お金持ちループ」は、次の9つの流れで成り立っている。

①勉強してスキルを身につける

②スキルを活かして結果を出す

③発信をして、その業界で目立つ

④他業界の人から声をかけられる

⑤情報交換をする

⑥新たな情報により視野が広がる

⑦相乗効果で大きな結果が出る

⑧さらに目立つ

⑨さらにいろいろな人から声をかけられる

⑤~⑨を繰り返しながら情報と人脈を増やしていく

こうして「人脈」「知識」「経験」「情報」を無限大に増やし続けているからこそ、お金持ちはお金持ちであり続ける。

人生においていかに良いサイクルを回し続けることが出来るか。

これが重要ということだろう。

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