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2020年12月12日 (土)

心くばりの魔法/櫻井恵里子

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 ホスピタリティの本質というのは、「相手のために、相手の期待を超えた行動をする」というところにあると私は考えています。

世の中には、「なぜかみんなに好かれ、仕事がうまくいく人」がいる。

そんな人たちが決まって得意なのは、「心くばりの魔法」。

その魔法を周囲と、自分にかけることによって、人の気持ちを癒やし、つかんでいる。

〝私たちは王様や女王様をもてなすことが好きだ。しかしここではすべての人がVIPなんだ〟

これはウォルト・ディズニーの言葉。

すべてのゲストをVIPとしておもてなしするというのが、ディズニーのブランドとしての考え方。

実社会でも、あらゆる場で人に愛されるのは、自ら運命をつくろうとする自立型の人。

社会に出たら、現実としっかり向き合ったうえで、自分から人生の幸せややりがいを見つけにいかなければ、仕事もプライベートもうまくいかない。

目の前の仕事に真摯に向き合う。

その繰り返しが、魅力的な人へと成長させてくれるはず。

ディズニーでは「目に触れるものはすべてがショー」という教えがある。

ディズニーのキャストのように「身だしなみもショーの一部で、ゲストのためにするもの」と考えてみる。

自己満足のための主張や個性を取り払えば、職場で誰にでも愛される人材に近づける。

ウォルト・ディズニーがこんな言葉を残している。

「与えることは最高の喜びなのだ。他人に喜びを運ぶ人は、それによって、自分自身の喜びと満足を得る。」

確かに幸福というのは「与えてもらった分、返す」というより、「与えるから、与えられる」ものなのかもしれない。

ホスピタリティを発揮できると、あらゆる仕事において大きくプラスに作用する。

相手を感動させ、自らの評価を上げることができるから。

まずは相手の気持ちに寄り添い、その思いを理解してみる。

世の中のすべての仕事というのは、他人のために存在します。誰かの役に立たなければ、それは職業として存在しない。 

「心くばりの魔法」が変えてくれることがある。

それは、自分自身の「心」。

人の気持ちを想像し、物ごとを見つめ、誰かのために尽くすこと。

それを繰り返していくと、さまざまなコンプレックスの元凶となる「自我」や「自己中心性」がどんどん薄れ、心が丸く磨かれていく。

そしてその心の輝きは、次第に内面からにじみ出るようになり、まわりの人々にも伝わっていく。

「心くばりの魔法」は、他人だけではなく、自分もまた輝かせてくれる。

まず自分自身の心を豊かにすること。

これが重要ということではないだろうか。

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