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2021年2月 1日 (月)

稼げる講師、稼げない講師どこが違うか/五十嵐康雄

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 稼げている講師の方たちは、独自のコンテンツやノウハウがあるだけではなく、〝ちょっとしたところ〟で共通する点が多いことに気づきました。
 何気ない言葉かけ、思考のクセなど、どれも簡単で、誰にでもできる身近なことです。ところが、稼げない講師は、共通してこれらのことをしていませんでした。ちょっとした違いの積み重ねが、大きな差になって現れていたのです。

「稼げる」講師とは、継続的に仕事の依頼をされる講師のこと。

研修講師やセミナー講師は「なりたい」と思ってなれるものではなく、誰かから「必要とされて」こそ、なれるもの。

世の中から必要とされ、稼げる講師になるためには、2つの要素が不可欠。

①自分が持っている情報+②世の中の人が求めること=講師が伝えるべきこと

①と②の2つが組み合わさってはじめて、講師は世の中から必要とされる存在になることができる。 

自分がこれまで生きてきた時間の中で学び、経験し、考え、気づいてきたことは、自分しか持っていない「強み」であり、まさにそれが、〝講師でなければならない理由〟になる。

キャリアの棚卸しを行ういちばんの目的は、自分の原点を知ること。

自分の原点に立ち戻ると、「いま」何をすべきかが見えてくる。

稼げない講師は、みな自分自身のキャリアの棚卸しがしっかりとできていない。

自分の原点・強みを〝幹〟として、そこに枝葉を伸ばすために必要な資格を取得する。

そうすることで、世の中の変化にも対応ができるうえに、講師としての深みも増す。

講師に求められているのは、正しい「答え」以上に、答えにたどり着くプロセスである「現実(リアル)」に基づいた体験談――生きた情報。 

講師が、正解や理論に具体的な実体験や、自分の学びを肉付けして伝えることで、受講者の記憶に残り、心に響く。 

キャリアや経験と結びついていなければ、話に深みが出ない。

相手が期待する以上のものを提供して、驚きや感動を与えることで、お客様から選ばれ、リピートされる講師になることができる。

稼げる講師は、とっておきの〝つかみ〟から始め、稼げない講師は、〝ご機嫌うかがい〟から始める。

本題に入る前に、受講者が興味・関心を持つようなネタを披露し、こちらの話に食いついてもらう必要がある。

冒頭部分で自分のペース、土俵に持ち込むかで研修の成否が決まるといってもいい。

つかみネタに困った時は「ハ・ナ・シ・カ・タ」で選ぶといい。

「ハ」……流行っていること、流行っているもの。時事ネタ。

「ナ」……仲間(共通の知人)。講師と受講者の共通の知人(受講者の上司など)。

「シ」……仕事の話。趣味の話(業界裏話。副業の話。自分の失敗談。マラソン、ゴルフ、魚釣りなど)。

「カ」……家族の話。家計の話(子どもの教育の話。親の話。老後の話。年金の話など)。

「タ」……旅の話。ご当地ネタ(食べ物の話。旅先での体験談)。

研修・セミナーの最後は、受講者をやる気にさせる心温まるポジティブなメッセージや、もっとも伝えたかったことなどで必ず締めくくる。

しっかり終えることで、いい研修・セミナーになる。

私自身はセミナー講師ではないが、研修の講師を務めることは度々ある。

特に、〝つかみ〟の部分は活用してゆきたい。

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