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2021年2月 8日 (月)

スマホ人生戦略/堀江貴文

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 スマホは、万能のツールだ。正確に言うと、自分を万能化するのではなく、やりたいことに近づくための最も万能なツールである。

本書はホリエモンのスマホによる人生戦略本である。

大切なのは、スマホの使い方ではない。

スマホを使って何を考えるか、どう行動するか、ということ。

スマホはこれから、驚くべきスピードで進化していく。

不確定な未来を生き抜く「武器」になる。

スマホから何を見て、それをどうつなげ、思考し、形にしていくのか──。

そのような発想が大事。

やりたいことのためにスマホを使い尽くす。

いま、やりたいことがなければ、とりあえず使い尽くす。

使い尽くして、いま以上の景色を見に行く──。

これが正解だ。

スマホは「行動する人間」に与えられた武器なのである。

スマホで大切なのは、「見る」「楽しむ」だけでなく、「使う」ことだ。

インターネットが数十年の短期間でなぜ世界中に普及したのか?

ひと言で言えば、「究極のバザール空間」を実現したからだ。

国境や権威や制度の垣根を取り外し、世界中の人々が人類の進化のため、一丸となって発展させた革命的なネットワーク。

それがインターネットだ。

そしてスマホは、そのネットワークに一瞬でつながれる最強の武器なのである。

机に向かって背中を丸め、黙々とパソコンに向かっていれば価値を生み出せる時代は終わった。

真の価値を生む情報とは、感情のフィルターにひっかかった情報のことだ。

他人の思いつかない独自のアイデアと図抜けた行動力は、理性ではなく感情からしか生まれない。

ただ純粋に、知りたい! 追いかけたい! という〝感情〟で情報を選んで、絶えず自分の頭の中に入れ続けることが重要なのである。

スマホとは何なのか?

それは〝身体拡張〟を目的としたツールである。

大量の情報処理能力を備え、「人間」というスペックではできなかったことをできるようにする。

つまり、「後天的に得た身体の一部」という考え方で取り扱うことが、スマホの本来の用途なのだ。

「書を捨てよ、町へ出よう」と、寺山修司は言った。

いまなら、「暇つぶしを捨てよ、スマホと共に街へ出よう」と言い換えられる。

スマホを持ってアクティブに行動し、人生の経験値を上げていくべきだ。

行ったことのない場所へ行って、見たもの、出会った人との経験をストックしよう。

そこで得た経験をもとに自分の頭で考えて、発信し、頭の中を整理して、自分で考える癖をつけていこう。

世界の情報とコネクトできるスマホが、現代の人々にもたらしたものとはいったい何だろうか。

社会の「行動変容」が最大の特徴だと考えている。

小さな薄い箱にもかかわらず、スマホは利用する者の思想を規定し、行動を変えてしまうだけの強いパワーを持っているのである。

スマホから見える「景色」が、いつの間にか、自分の思想を変えていく──。

2007年にiPhoneが登場して以来、14年。

それによって世界が変わったことは確かだろう。

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